子育ての「困った」を「ワクワク」に変える仕事
組織・チーム・個人、WOWのある働き方を支援するWOWラボです。
今日の「スッキリ」にカリスマ保育士のてぃー先生が出演されて、お片付けの時間になってもおもちゃを片付ようとしないのを子どもたちが喜んでおもちゃを片付けるようになるスゴ技を披露していました。
てぃー先生はまず、散らばっているブロックをみんなで大きなビニール袋に入れて、それをジャーっと一気に収納箱の中に入れてみないかと子どもたちに提案をしました。すると、子どもたちはその提案を面白がって受け入れ、嬉々として一生懸命ブロックをビニール袋の中に入れます。あっという間にブロックは袋の中に集まり、その袋をみんなでもって箱の中にジャーっと入れるわけです。
使ったおもちゃが箱に片付けられているという状態を作るために、直接箱に入れた方が効率的でビニール袋に一度集めるという工程は不必要で無駄なプロセスのようにも思えます。でも、無駄とも思えるプロセスを加えることで子どもたちにとってはなんだかワクワクするミッションになるのです。しかも、てぃー先生は一切指示的な言葉を使わず、「こういうふうにやってみない?」という提案で子どもたちに選択を委ねます。もちろん、面白そうな提案なので子どもたちは「やる!」という選択を喜んでするのですが。
これが「お片付けの時間だからブロックを箱の中に片付けましょうね」という指示になると、「まだ遊びたいのに片付けなくちゃいけないなんて嫌」という気持ちが強くなってしまうのです。「子どものわがままを許さずに片付けるべき時には強く言うのがしつけ」みたいな社会通念も相まって、子どもが片づけを嫌がったりすると、親は強制的な強い口調になりがちなのですが、そこで子どもがしぶしぶ片付けたとしてもそれは「怒り」という罰を与えて促している行動なので、自律的な行動ではありません。
てぃー先生は13年目の現役保育士さんで、ママパパがもっと楽しく子育てできるように、子どもたちがもっとのびのび育っていけるように、子育てアドバイスをtwitterやYoutube動画で発信している方です。
この方は「保育士」という仕事の範囲を目の前の子どもの保育というものに限定することなくSNSや書籍などでの発信を通して、広く世の中のパパママ子どもに子育ての「困った」を「わくわく」や「成長」に変えることをご自分の使命と感じて行動しているところが素敵だなと感じました。