初任給引き上げラッシュ
大企業を中心に大幅な賃上げが広がるなか、
初任給も昨年を上回る勢いで引き上げラッシュとなっているようです。
2024年卒採用は完璧な学生「売り手市場」。
そもそもの応募人数が少ない中、内定辞退も多く、
初任給をあげないことには人数を確保できないという状況で
同業他社を上回ろうという競争原理も働いたようです。
脱年功賃金が加速することは時代の必然と思いますが
問題はすでに在籍している若手社員、会社に貢献している中堅社員とのバランスですね。
賃金差がほとんどなくなったり、逆転してしまうこともあるわけで
そうなると不公平感は否めず
モチベーションや会社に対する帰属意識にネガティブな影響は当然出てくるでしょう。
誰もが満足する報酬体系というのはなかなか難しいところはあるかと思いますが、
そこを目指す戦略・努力がない企業からは
意欲ある人材は離れて行ってしまうでしょうね。
初任給を大幅アップした企業のこれからを注意深くウォッチしていきたいところです。